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メンテナンス工事について2015.07.05


 

 

リフォームの現地調査時によくいただくお話として
「新築時丈夫でメンテナンスのいらない外壁材、屋根材を使用してもらった」
というお声をよく聞きます。

メンテナンスのいらないの意味のとらえ方が様々なため一概に否定はできませんが、
基本的にメンテナンスのいらない材料は存在しません。

たとえば、瓦屋根
陶器製なので「縄文土器」などに見られるように陶器自体は長持ちする材料です。
しかし屋根の上に乗せて固定するために漆喰や土を使用するため、漆喰の塗替えが
必要になります。もちろん費用も15年~20年に1回発生します。
また、発掘される陶器は土の中に埋まっている為大気中にさらされていないので凍結しませんが
瓦の防水材(釉薬など)が劣化し水がしみて凍結することによって材料が割れることもあります。
年数の経った瓦の表面がぼろぼろ崩れているのがこれに当たります。

金属系材料で、鉄がさびるのは皆様ご存じと思いますが、アルミやステンレスも
錆で雨が浸透することがあります。これはもらい錆といって、大気中に浮遊している
微量の金属によって又は、隣接している金属などによって反応し、酸化してしまうことがあります。
この場合メンテナンス方法として塗装して塗膜により金属面を保護する方法があります。

新築時、使用する材料はかなりの数になる為、材料の選択は工事店任せになっている部分が
多いと思います。築15年~のメンテナンスがその後の建物の耐久性を左右します。

メンテナンス方法や材料の選択についてじっくりアドバイス致します。
是非当社専門スタッフまでお問い合わせ下さい。

大貫

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